問.荒鷹嶺犬は自他ともに認めるオカルト好きだ。
「はい」「いいえ」
そうなんです。僕は物心がついたときから怖い話や妖怪、都市伝説などのいわゆるオカルトと呼ばれるものが好きなのです。怪談収集が趣味のいろいろと危ないガスマスク男なのです。
知り合った人には必ず…
「ねえねえ、なんか不思議な体験したことない??」
って聞き、健全な思考の持ち主である大体の人はドン引きして僕の元からこっそり去っていくのです。
なのであまり友達がいません。女の子にも逃げられます。この場合はちょっとだけ追いかけます(°_
家では作業BGMとして怪談ラジオを常に流しています。ブックオフに行けば、せどり仕入れなんかよりも実話系怪談小説を漁って買いまくります。
これだけ聞くと本好きっぽく聞こえますが、ハリーポッターを1冊読み終えるのに1年費やすほど文章を読むのが苦手なので、ほとんど読めておらず、これはただ単に怪談本収集になってしまっています(・。・)
ただ、自分がこれほどまでにオカルトに魅力を感じているのはなぜなのか、正直な所、よくわからないのです。
んで、この前、唯一の友達と話していた時にChild’s days memoryについて話していて。
あの頃の記憶や思い出がだんだんと戻ってきたのです。
そして、僕がオカルトに最初に触れたあの世にもおぞましい本の記憶が蘇ってきました。
思えばあの頃はオカルトにロマンがあった
荒鷹がオカルトに最初に触れたのは日曜の朝にやっていた水木しげる大先生の「ゲゲゲの鬼太郎」でした。水木先生の描き上げた妖怪はどれもユーモアたっぷりでセンスがあって、魅力的だったのを覚えています。吉幾三のテーマ曲がまたいい。
そして、夏休みにやっていた「学校の怪談」とくに1と2は今見ても面白いほどよく作りこまれています。テレビ版やアニメ版しかみたことのない人は一度見てみる価値アリ。
思えばこの頃はオカルトに寛容な時代で、そして1つ1つの作品に「意志」と「ロマン」があったような気がします。そこには「こんなことがあったら怖いけど、ちょっと面白いよね」という宗教や利益的な枠組みから外れた本当のエンターテイメントとしてのオカルトがあったような気もします。
そんな幼少期を過ごしていた荒鷹は小学生のとき、ついに「あの本」を手にしてしまったのです。
荒鷹の小学校時代
病弱がちで肌も真っ白だった荒鷹少年は友達もできずに図書室に引きこもりがちでした。誰一人話しかけてくれる子がいませんでした。
そのころ、図書室にあるのは漫画なんか当然あるわけもなく、自伝やら三毛猫ホームズやら、三姉妹探偵団やら、幽霊列車…
俺の小学校、どんだけ赤川次郎好きなんだよっ!!!
最高のオカルト本との出逢い
すみません、ちょっと過去を思い出してたら取り乱してしまいました、ゴホン。それでなにも面白そうな本がなくて困っていた荒鷹ですが、図書室の片隅にある本棚の一番下に謎のオレンジの本を発見したのです。
それが「学校の怪談シリーズ」
この特徴的な絵柄に記憶がある人も何人かいるかもしれません。そうです。僕のオカルトの原点はもしかしらここにあるかもしれません。
「学校の怪談シリーズ」は学校の七不思議や都市伝説、噂を収録した本で、このころの小学校にはだいたいあった怪談本の1つです。イラストも怖いんだけれども、内容もけっこうエグいんですよね。
しかもY校とかイニシャルで書かれているのがさらに信憑性を帯びさせ、それが怪異を身近なものにさせるものだったんです。当時はこの本が生徒の間でも人気があって、1回読むと、トイレや視聴覚室に1人で行けなかったものです。
僕はこの本から非日常的な面白さを見つけ、当時はこのシリーズを読みまくっていたのを覚えています。
まとめ
『学校の怪談』シリーズの表紙を見て、懐かしい!!と思った方もいると思います。
この怪しげな感じがあの頃にはあったんですよね。今はなんだかそれが作られているもののようで、あまり受け付けられません。これは自分が年をとったからそう思うのかも……
【今日のマキシム】
映画学校の怪談は1,2だけ名作